小児耳鼻咽喉科・小児難聴 Pediatric ENT / Childhood Hearing Loss

このような症状
あればご相談ください

  • 中耳炎を何度もくり返す/耳から液体が出る
  • 名前を呼んでも反応が遅い/テレビの音を大きくする
  • ことばが遅い/発音がはっきりしない
  • 鼻づまり・いびきがひどく、眠りが浅い

※以下の症状が
ある場合は緊急受診をご検討ください

  • 38℃以上の発熱・強い耳の痛みがある
  • 急に片耳だけ聞こえなくなった(突発性難聴の可能性)
  • 寝ている間に呼吸が止まるほどの激しいいびきがある(睡眠時無呼吸症候群の可能性)

Disease当院で対応する主な疾患

急性中耳炎・滲出性中耳炎

急性中耳炎は、風邪などで鼻や喉の細菌やウイルスが耳管を通じて中耳に入り、炎症を起こす病気です。耳の痛みや発熱などの症状が現れます。滲出性中耳炎は、体内からにじみ出た体液が中耳にたまり、難聴や耳の詰まった感じを引き起こす病気です。痛みや発熱はなく、聞こえにくくなるのが主な症状です。

検査・治療耳鏡、鼓膜の圧力検査(ティンパノメトリ)、抗菌薬、鼓膜切開、鼓膜チューブ留置術など

小児難聴(先天性・後天性)

ことばの発達や社会性に影響を及ぼす可能性があります。

検査・治療年齢に応じた聴力検査、OAE・ABR、補聴器、療育支援との連携、ことばの教室など

アデノイド肥大

鼻の奥(上咽頭)にあるリンパ組織「アデノイド」が通常より大きくなった状態です。鼻づまりやいびき、睡眠障害の原因になります。

検査・治療ファイバースコピーによる観察、抗菌薬、点鼻薬、手術など

反復性扁桃炎・睡眠時無呼吸症候群

繰り返す喉の炎症や、無呼吸による日中の眠気・集中力の低下が見られます。

検査・治療咽頭内視鏡検査、扁桃・アデノイドの摘出手術など

Treatment method当院で対応可能な治療方法

聴力検査(OAE:耳音響放射、ABR:聴性脳幹反応、純音聴力検査)

OAEは生後すぐ、ABRは新生児や乳幼児、純音聴力検査は3歳以上から実施できます。いずれも痛みはありません。費用は、約1,000〜5,000円です。

鼻やのどのX線・CT検査

アデノイド肥大や副鼻腔炎の評価などの診断に有効です。費用は、X線:約1,000〜2,000円、CT:約3,000〜6,000円です。

鼓膜チューブ留置術(局所麻酔・全身麻酔)

滲出性中耳炎などで鼓膜内に液体がたまる場合、換気を促すためにチューブを留置します。再発防止に有効です。費用は、局所麻酔:約10,000〜15,000円、全身麻酔:約20,000〜40,000円です。

小児用ネブライザー・鼻吸引

鼻づまりや咳を和らげる治療法で、鼻水が多い場合は吸引を併用します。乳幼児も安全に受けられます。費用は、約100〜300円です。

FLOW診察・治療の流れ

  1. 問診・診察
    保護者の方と一緒に症状を聞き取ります
  2. 検査
    年齢に応じて、聴力検査や画像検査を行います
  3. 治療
    薬による治療や外科的治療を行います
  4. 連携支援
    ことばの教室などの療育機関と連携し支援します